【塾コラム】高校受験に備えるために、いつから塾を探せばいいの?
今回は、『高校受験に向けて、いつから塾探し、塾選びをすればいいのか』という疑問について、考えてみましょう。
高校受験を見据えた塾選びのタイミングについて
結論から述べてしまうと、
「塾選び、入塾は早ければ早いほど良い」
となります。
理由は以下の二つです。
①勉強習慣を早く身につけられるため
②中学1~3年生の通知表すべてが入試に関わってくるため
それぞれについて、確認していきましょう。
①『勉強習慣を早く身につけられるため』について
これは言わずもがなですが、早く始めれば始めるほど、自分に合った勉強スタイルが早く確立でき、成果が上がっていきやすいということです。
勉強が人に言われるものではなく「自分事」になっている学生ほど、成績が良いというのは想像に難くありませんよね。
塾に来られる中学生に一番多いパターンが、「家で勉強せず、成績が低迷している」というものです。
これは言い換えると「家で何を勉強していいかわからず、手が動かない」ということです。
何をすればいいかわかっていない子どもたちに、「早く勉強しなさい!」といっても勉強はできません。
一方、学習習慣がついている子どもたちは、
「自分の弱点はこれ」
「こんな感じの問題で前は間違えたな」
といったことから、「どうすればできるようになるか」を考え、課題を設定し、コツコツと勉強しています。
このような学習習慣をつけるためには、日ごろからどんな問題を子どもたちが解いていて、どこが間違えやすいのか、どうすればクリアできるのかといったことを話し合い確認しあうことが必要です。
その確認を繰り返しすることで、子どもたちは自ら課題の確認、設定、解決までのサイクルを回せるようになっていきます。
もちろんこのような状態になるまでには、一定の時間が必要です。
しかし、一度身についたその習慣は、きっとその先の人生においても役立つことは間違いありません。
②『中学1~3年生の通知表すべてが入試に関わってくるため』について
こちらも既にご存知の方も多いかと思われますが、大阪府の公立高校入試では、通知表の成績が入試の点数として一定量換算されます。
中学1年生・中学2年生でそれぞれ全体の20%ずつ、つまり40%。
そして、3年生で残りの60%です。
そのため、「3年生から受験勉強がんばるぞ!」と構えていると、
そのころには1・2年生の成績はすでに出てしまっているため、思わぬ差がついてしまっている場合も少なくありません。
万全な形で高校受験に臨むのであれば、やはり早いうちから準備をするに越したことはありません。
各学年の1学期の通知表を見たときに、「もう少しいい成績を取りたい!」となった時が考え時といえるでしょう。
思い立ったが吉日!
成績は、目に見えた形で成果が出るまでに時間を要します。
そのため、成果を求めるのであればできるだけ勉強のスタートは早いほうが良いと言えます。
また、勉強をしていく中で、お子様が自分だけでは厳しいと感じたときが塾の選び時であると考えられます。
入塾するかしないかに関わらず、成績が気になったときには塾に相談をしてみてください。
解決までの道筋やちょっとした勉強のコツ、塾が本当に必要かどうかなど、プロの意見を聞いてから判断するのも非常に効果的です。
思い立ったら、近隣の塾へご相談することをおススメします。