2024/08/05

【塾コラム】立てた計画は順調に進んでいますか?そうでなければ原因は…

スケジュールを立ててもなかなかうまくいかない。

計画通りにいかないことが多いからスケジュールは立てずに勉強しています。

 

こんなことはありませんか。

 

・細かく予定を立ててもその通りには絶対できないし…

・スケジュール立てただけで勉強した気になってしまって結局予定通りに進まない。

・効果的なスケジュールの立て方が知りたい。

 

今回はこんな疑問や悩みにお答えします。

 

スケジュール通りに行けば…そのスケジュールの立て方を見直すことで劇的に勉強の効率が変わるかもしれません。

 

では、さっそく見ていきましょう。

 

 

ゴールを決めること

 

スケジュールを立てるにあたって大事なことは

いくつかのゴールを定めることです。

長期的、中期的、短期的な目標設定を最初にしましょう。

 

これがスケジュール作りにとって重要です。

遠いところから順に決めていくとよいでしょう。

だから、まずは長期的目標の設定です。

具体的に見ていきましょう。

 

 

長期的目標 志望校は?

 

勉強の目的といえるかもしれません。

理想は『自分のとってのゴールは何か』。

将来就きたい職業でもよいと言えるかもしれませんが

中学生であれば『高校受験を長期的目標のゴール』としてみましょう。

 

高校受験の志望校を決めることで自分が取らなければならない

偏差値・得点・内申点(通知表の5段階評定)の「最低ライン」が決まります。

 

最低ラインとしたのは高校入試が周りの人より得点が高いことで合格となるからです。

自分がその最低ラインを超えていたとしても周りがそれ以上の結果を取っていれば合格とはならないからです。

 

 

できれば「〇〇高校に合格する」ではなく

『〇〇高校に行ってこんな高校生になりたい!』を決めてみましょう。

 

決めたからその学校に行かなければならないということはありません。

 

 

中期的目標 定期テストをする理由は

 

最近では定期テストや宿題を廃止したという大胆な改革も見られますが、

本来の定期テストの実施目的は中期的な目標を立てることにあります。

 

1年間で学習する内容を4つまたは5つに区切って定期テストを行うことで

その学習内容の定着の機会を得られるようにしているわけです。

 

定期テストが行われない学校では、教科ごとの単元テストが行われるなど

違った方法で中期的目標を立てられるようにすることは行っています。

 

長期的目標で立てた高校に合格するには、

『現段階で定期テストで合計何点を取りたい!』

『この教科で〇点取りたい!』

などの目標を立てることです。

 

目標点としては

『取れてうれしい点数かつ頑張れば取れるかもと思える点数』

が良いでしょう。

 

 

短期的目標 Todoリストを作ろう

 

1日ごとの予定を立てると修正にしくいので効果的ではありません。

できれば1週間でやるべきこと』を決める、これが大切です。

 

これをTodoリスト」といいます。

 

この時大事なのは「すべきこと」を細かく分けることです。

「英語の勉強」というざっくりしたことではなく

P○~〇の単語・重要表現の暗記」

P○~〇の教科書の音読」

「学校のワーク」

「塾のテキスト」

などと細かく分けていき、

そのうち今日はどれをやろうと更に細分化していきます。

 

細分化したものをノート1ページに書き出してリスト化し、できたものを消していきます。

 

毎日の作業は今日一日で「すべきこと」のうちどこまで片づけるかを決めていくことです。

調子が良ければ予定を超えてやってもよいし、

体調などを見て少なくする日があってもよいのです。

 

1週間トータルとしてやるべきことが終わることを意識しましょう。

 

 

自分の立てた目標に振り回されないこと

 

●長期的目標

通いたい高校での高校生活を意識すること

 

●中期的目標

定期テストの目標点を設定すること

 

●短期的目標

1週間のTODOリストを作成し、消化していくこと 

 

としました。

 

これで勉強の準備は完了です。

 

あとはテストに向けて準備したことをこなしていくことに集中すればよいのです。

 

目標設定をしてからのすべきことリストを作るスケージュールの立て方で

 

うまくいかないところがあってもそれはそれでよいのです。

 

 

原因を考え、次の週の勉強に生かしていく。

 

 

こうした改善を繰り返すことで得られる力は社会人になっても役立ちます。

 

それを今のうちに勉強を通じて学ぶことは非常に大切なことです。

 

良いと思ったことは知るだけでは意味がありません。

 

大事なことはまずは「やってみること」

 

最初の一歩は小さくても大丈夫です。

 

ぜひ、自分の勉強に活かしてみてください。