【塾コラム】定期テストの得点アップを狙う!効果的な問題集の使い方!
今回は定期テスト得点アップには欠かせない効果的な問題集の使い方についてご紹介します!
もしかして問題集を間違った方法で使っていませんか?
それでは、勉強をしてもなかなか成績アップにつながりません・・・。
ぜひ、このコラムを読んで正しい使い方を知りましょう。
【知って得する!】具体的な問題集の使用法
まず、問題集は大きく分けて2種類存在します。
①学校で使用している問題集(ワーク)
②書店等で購入した問題集
ここでは、どちらの問題集にも使える具体的な使用法について紹介します。
定期テストの勉強では次のような方法があります。
・教科書やノートを読む=『覚える』【インプット】
・問題集で解法を学ぶ=『解く』【アウトプット】
※何度も解けるように問題集には直接書き込まないようにしましょう。
もちろん、何度も読んで覚えていくことは必要ですが、
「問題集を完璧に解けるようになること」は、より大切です。
実は人間は、記憶していくことは得意ですが、
その記憶を引き出してくることが苦手だということが分かっています。
問題集を解き、答え合わせをしているときに
「あぁ、これだったか!」となることは、たくさんありますよね。
これは頭の中に記憶されているものを引き出せなかったということになります。
ズバリ!分かっているけどできないとはまさにこの状態のことです。
だから、覚えること(インプット)以上に問題集を解くこと(アウトプット)に
多くの時間を費やすことが定期テストの得点アップへの近道というわけです。
ただし、問題集を闇雲に何回も解けばいいという訳ではありません。
大切なことは、問題を解き、答え合わせをし、解説から理解を深めていくことです。
これが、「問題集を完璧にしていくこと」になります。
そして、問題集を完璧にしていくにあたって、ぜひ取り組んでもらいたいことがあります。
その名も「赤×青〇(あかばつあおまる)チェック」です!!!
これを実戦するだけで、定着度が飛躍的に向上します。
【赤×青○の手順】
① 問題集を解いていき、答え合わせをする。
② 間違った番号に赤で×をする(ノートではなく、問題集本体)
③ ×のついた問題をやり直し、正解なら青で〇、間違いなら、赤でもう1度×を書く
④ ③を繰り返し、〇がつくまで何度も解きなおす。
以上になります。
期間を少し空けて、再度間違った番号を解くと更に効果的です。
定期テストで高得点が取れない原因は、
自分は何が出来ていて何が出来ていないかが分かっていないからです。
赤×青〇をすることによって、どの問題が出来ていてどの出来ていないか、
さらに言えば、どの単元がより出来ていないかが一目瞭然です。
ちょっとしたお手すきの時でも構いません。
お子様が普段使用されている問題集をチェックしてみてください。
【勘違い多発】問題集を始めるタイミング
次に、学校で使用されている問題集について詳しく紹介します。
学校の問題集を有効活用できない子どもの多くは、
「提出する問題集の範囲がわからないからできない・・・」
と思っていることが多いです。
また、提出をするためだけに学校の問題集を終わらせているケースも多くあります。
本来、学校の問題集は、授業では扱いきれない問題をたくさん練習し、パターン化していくためにあるのです。
では、提出するページの範囲が分かるテスト1週間前からワークを始めると、どうなるのか。
まず提出の締切に追われることになります。
テスト前に学校の問題集だけを解いて終わってしまうということもよくあります。
また、問題を解こうとしても、「先生、これ教えて!」とすぐに聞いてしまうことも・・・。
お家でもよく聞かれることありませんか。
でも、これは当たり前のことなんです。
約1ヶ月前に習ったことを不十分な練習量で、
「習得できていないのに、次の単元を進める」からやり方さえ忘れてしまうのです。
だからこそ、学校の問題集は、習った後すぐに解くことが必要不可欠なのです。
忘れる前に練習をして、その単元をクリアしていくことがと重要です。
テスト2週間前には学校の問題集を終わらせることを目標にしましょう。
2週間前からは、前述した「問題集の使い方」で苦手なところのみを練習し、完璧にしていきます。
『学校の問題集を始めるタイミングと終わらせるタイミング』の重要性をご理解いただけたでしょうか。
学校の問題集は早めにやり始め、苦手部分を早期発見し、テストまでの時間を有意義なものにしていきましょう!